名古屋大学 第5回教育基盤連携本部セミナー
「いま求められる教養教育とは-教養教育の発展・充実に向けた方策を探る-」
開催報告
第5回教育基盤連携本部セミナーが,10月12日(金),ES総合館ESホールにおいて開催され,全国各地から約80名の大学関係者が参加しました。
今回のセミナーは,テーマを「いま求められる教養教育とは-教養教育の発展・充実に向けた方策を探る-」とし,松下教育基盤連携本部長の挨拶のあと,吉田 文 早稲田大学 教育・総合科学学術院教授から,「なぜ日本の大学では教養教育が低調なのか」と題し,これまでの教養教育の歴史やかかえる問題について,講演していただきました
また,吉田教授の講演を受けて,戸田山 和久 名古屋大学 教養教育院長・大学院情報学研究科教授に,「教養教育をもういちど立ち上げ直すには」と題し,問題提起していただきました。
大学という専門分化した学問の場で教養教育がどうあるべきか,参加者は熱心に耳を傾け,また,講演後のパネル討論・全体討論では,質疑応答に時間が足りないほど活発な意見交換が行われました。
最後に,齋藤高等教育システム開発部門長より,講師へのお礼とまとめの挨拶があり,セミナーは盛況のうちに終了しました。
- 挨拶をする松下本部長
- 講演する吉田教授
- パネル討論・全体討論
開催概要
日 時: 平成30年10月12日(金) 14時00分~17時00分
会 場: 名古屋大学東山キャンパスES総合館1階ESホール(キャンパスマップ)
名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 2番出口より徒歩3分(大学へのアクセス)
名古屋大学教育基盤連携本部高等教育システム開発部門では、名古屋大学の教育の質保証に向けて、教育改善に必要な基礎データの収集・分析を行っている。中でも教養教育の質保証については、その後の専門教育のあり方に大きな影響をあたえるものとして、重要視されている。
本セミナーでは、早稲田大学教育・総合科学学術院教授 吉田 文氏から、全国の教養教育に関する改革の状況や、高校以下の教育の改革動向等を踏まえつつ、教養教育の今後のあり方及び教養教育の発展・充実に向けた方策について語っていただく。
吉田氏の講演を受けて、教養教育院長 戸田山 和久氏から、名古屋大学における今後の教養教育のあり方について問題提起をしていただく。
名古屋大学のみならず、日本の大学が進めるべき教養教育の改善や教職員に求められる課題について検討する。
- 対 象
- 大学関係者
- 参 加 費
- 無料
- 申 込 方 法
- Web又はメール・FAXによる事前申込制(定員に達し次第、申込みを締め切ります。)
Web申込:申し込みはこちらから申し込みはこちらから
メール申込:お名前、所属・団体名、職名、ご住所、電話番号、メールアドレスを
nuqa[at]adm.nagoya-u.ac.jpまで送信ください。
FAX申込:お名前、所属・団体名、職名、ご住所、電話番号、メールアドレスを
052-789-2167まで送信ください。参加申込書はこちらから - 定 員
- 160名
- お問合せ先
- 教育基盤連携本部高等教育システム開発部門 nuqa[at]adm.nagoya-u.ac.jp
本セミナーに関する質問事項等があれば、上記のお問い合わせ先まで連絡をお願いいたします。
プログラム
- 14:00
- 開 会
- 14:15
- 講 演
「なぜ日本の大学では教養教育が低調なのか」
講師 早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授 吉田 文 - 問題提起
「吉田氏講演を受けて:教養教育をもういちど立ち上げ直すには」
講師 名古屋大学 教養教育院長 ・ 大学院情報学研究科 教授 戸田山 和久 - 17:00
- 閉 会