教育基盤連携本部 高等教育システム開発部門シンポジウム
「大学のデジタルトランスフォーメーション(DX)と学生生活」
開催報告
教育基盤連携本部高等教育システム開発部門シンポジウム「大学のデジタルトランスフォーメーション(DX)と学生生活」が,11月2日(火),Zoomウェビナーにて開催され, 全国各地から100名以上の大学関係者及び企業関係者が参加しました。
シンポジウムでは,藤巻副総長の開会挨拶のあと,立命館大学の沖 裕貴教授から「コロナ禍における教育の実態とその後の展開 ~ そのとき学生・教職員はどのように感じ,何を期待したか ~」と題し, 大学でのオンライン授業の履修実態や学修時間の変化,オンライン授業への学生の満足度等について,調査データに基づき,基調講演をいただきました。 また,名古屋大学の戸田 智基教授,大阪大学の大山 牧子助教,大阪大学の学生として学生支援に関するオンラインコンテンツ制作に携わった西川 晃弘さん,朝日 瀬菜さんから,様々な視点からの大学のDXの取り組みや課題等を紹介いただきました。
その後の全体討論では,DXを基盤としつつ,ベストミックスを模索するキャンパスにおいて,学生がよりよい学びと生活を送るために必要な考え方,取り組みの方向性,そして心にとめるべき事柄等について,活発な議論が行われ,シンポジウムは盛況のうちに終了しました。
- 基調講演
- 全体討論
開催概要
日 時: 2021年11月2日(火) 9時00分~12時50分
開催方法: Zoomウェビナー
2020年以降のコロナ禍によって日本の大学教育はオンライン化し、今後は対面とオンラインのベストミックスを模索しつつニューノーマルに向かうと考えられる。デジタルトランスフォーメーション(DX)による新たなキャンパスにおいては、学生の学び方や過ごし方、そして支援の在り方などの多くが以前と異なるだろう。しかし、学生が正課と正課外の双方の活動を充実できる環境が求められることに変わりはない。このような状況で学生は実在するキャンパスとオンライン上でどのように学び、学生生活を送るのだろうか。
本シンポジウムは、DXが進む大学教育における学生の学びとキャンパスライフについて実際の取り組みを通じて報告いただく。そして学びへの多様なチャネルを含有するキャンパスの在り方を検討するために必要な考え方や取り組みの方向、あるいは心にとめるべき事柄を、正課と正課外を一体的に捉える討論を通じて明らかにする。
- 対 象
- 大学関係者
- 参 加 費
- 無料
- 申 込 方 法
- 参加申込フォーム参加申込フォームからお申込みください。
- 定 員
- 500名
- お問合せ先
- 教育基盤連携本部 nuqa[at]adm.nagoya-u.ac.jp
本シンポジウムに関する質問事項等があれば、上記のお問い合わせ先まで連絡をお願いいたします。
プログラム
- 9:00
- 趣旨説明
- 9:05
- 主催者挨拶
- 9:25
- 基調講演
「コロナ禍における教育の実態とその後の展開 ~ そのとき学生・教職員はどのように感じ、何を期待したか ~ 」
立命館大学 教育開発推進機構・教授 沖 裕貴 - 10:15
- 休憩
- 10:20
- 講演
-
「DXがもたらす学び支援サービスと学び生活」
名古屋大学 情報基盤センター・教授 戸田 智基
-
「DX時代の大学における学生支援 - コロナ禍における大阪大学の学生生活支援を事例に - 」
大阪大学 全学教育推進機構・助教 大山 牧子
大阪大学 大学院文学研究科博士前期課程 西川 晃弘
大阪大学 外国語学部 朝日 瀬菜
- 11:40
- 休憩
- 11:50
- 全体討論
- 12:45
- 閉会挨拶