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2021.01.07

「2020科学三昧inあいち」で研究発表を行いました

2020年12月25日(金)「2020科学三昧inあいち」で研究発表を行いました


名大MIRAI GSC活動ブログをご覧の皆様、こんにちは。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は2020年末に開催された「科学三昧inあいち」での研究発表の様子をご報告いたします。
当日は、名大MIRAI GSCプロシードコース受講生4人が、岡崎分子科学研究所コンファレンスセンターで研究発表を行いました。


プロシードコース受講生の皆様

名大MIRAI GSC1班(理学研究科物理学科銀河進化学研究室)
研究発表:「銀河の相互作用-星形成活性化と要因の研究」
概要:宇宙空間に存在する銀河の中には、接近して互いに影響し合う相互作用銀河があり、銀河の進化に大きく影響する。我々の最終目標は、銀河進化の素過程を解明する事である。非相互作用銀河および相互作用銀河に見られる現象や特徴を比較し、銀河の相互作用を物理的に議論した。


名大MIRAI GSCプロシードコース1班のお二人


研究発表の様子

参加した感想(お一人ずつ)
「科学三昧は、研究の集大成として悔いなく発表できました。1年半を通して研究した内容は質も高く、思い入れも深かったものです。科学三昧において、集大成として発表の機会をいただけて幸いでした。」
「これまでの研究の集大成を外部の先生や生徒に発表できて、心置きなく終わることができました。質疑応答も踏み込んだ内容まですることができ、良い経験でした。また、自分たちの発表時間以外では他の高校の日常生活に関連した興味深い研究や大学の高いレベルの専門的な発表を聞くことができ、非常に参考になりました。これからの自分の研究にも活かしていきたいです。」

名大MIRAI GSC2班(理学研究科生命理学科生体調節論講座生体機序論グループ)
研究発表:「シリア退縮に重要なシグナル伝達経路の解析」
概要:シリアは細胞周期進行のチェックポイントとしての役割がある。静止期の細胞にserumを加えるとシリア退縮が起こり、細胞は増殖期に移行する。また、serumの成分である増殖因子は受容体と結合するとシグナル経路を活性化し、シグナルを伝達する。本研究ではまずシリア退縮に重要な増殖因子を調べた。この結果を受けて、Erk経路とAkt経路の二つのシグナル経路に焦点を置き、シリア退縮にどちらの経路が重要か検討した。実験の結果、Akt経路がシリア退縮に重要な働きをしていることが明らかになった。



お二人の感想
「科学三昧は、私たちにとってはじめての公の場での発表であり、とても貴重な経験となりました。研究やポスター作成、発表練習など、2人で準備を進めていく中、なかなか時間が合わなかったり、初のポスター作成ということもあり、うまく作れなかったりして大変なこともありました。しかし今日、こうして私たちの研究の成果をたくさんの方々に伝えることができて本当に嬉しく思いました。プロシードコース生として最後にこのような貴重な経験をさせていただいたこと、これまで支えてくださった大学の方々に心から感謝申し上げます。」

プロシードコース受講生の4人は、昨年度から2年間にわたり各研究室での研究活動を行ってきました。
今回の発表では、一年前の夏休みに成果発表会で披露された内容から、研究が一段と進化・深化したことを感じ取ることができました。
プロシードコース受講生の皆様にとっては、2年間の研究活動の集大成となる発表会となったことでしょう。
4人の皆様、当日の発表、大変おつかれさまでした!

今回のご報告は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

名大MIRAI GSC事務局 熊崎