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2019.01.04
科学三昧inあいちで研究発表を行いました(前半)
2018年12月26日(水)科学三昧inあいちで研究発表を行いました
名大MIRAI GSC活動ブログをご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
本年も名大MIRAI GSC活動ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は「科学三昧 in あいち」での研究発表の様子についてご紹介します。
「科学三昧inあいち」第10回記念大会は、名古屋大学豊田講堂・野依学術記念交流館で開催となりました。
名大GSCからは口頭発表1件(1ペア)、ポスター発表11件(11ペア)が研究発表を行いました。
会場の様子(GSC生をさがせ)
では、さっそく研究発表の様子を写真で見てみましょう。
豊田講堂での口頭発表
名大GSC第2班(口頭発表)
タイトル:Development of Low Damage GaN Process using Photo Enhanced Chemical Etching/PECエッチング法を用いたGaN低ダメージプロセスの開発
研究紹介:「青色LEDにも用いられる窒化ガリウム(GaN)は電気製品の小型軽量化・高効率化を実現できる半導体として注目されている。電子デバイスはエッチングという方法で基板を加工される。私たちは、そのエッチング加工の改良を試み、新規法であるPECエッチング法を未だ前例の少ないGaN基板で施行、評価した。その結果、良好な加工条件を見つけることができた。」
第2班のお二人(スマイル)
質疑応答のようす
「スマートフォン!」(聴いていた人にはわかります)
また会場では、全体で150件を超えるポスター発表が行われました。
熱気あふれる会場での、GSC生の発表を写真で見てみましょう。
ポスター発表のようす
GSC第1班
Infinite Possibility of Plasma~Challenges of medical cares and future cancer therapy~/プラズマと無限の可能性~がん治療を通して未来の医療を考える~
「プラズマによる癌治療の研究を行いました。プラズマを当てた培養液に癌を入れると癌が死ぬが、正常細胞には異常が見られないということから、培養液成分の変化を調べて癌の死に関わる物質の特定を試みました。特に今回はアミノ酸の変化に注目しました。最終的には癌のみが死ぬ原因となる物質を特定することが目的です。」
第1班のおふたり
GSC第3班
Natural Radiation in an Unexpected Place/こんなところに放射線が!?
「私たちは可搬型の放射線検出器を用いて様々な場所で放射線を測定し、その要因との関係を調べました。距離や高度による放射線量の変動を調べるために、電車や観覧車などに乗り測定を行いました。結果として、予想通りの結果に加え、全く予想をしていなかった結果も得られ、自然放射線が私たちの予想以上に複雑であるということがわかりました。」
第3班(本日はおひとりです。ガンバレ)
GSC第4班
Ubiquitin system-dependent degradation of Rrn3 under starvation conditions/飢餓条件下でのRrn3のユビキチンシステム依存的な分解
「飢餓とは人類も長年直面してきた問題である。我々は生き残るため様々なシステムを獲得してきた。そのうちの一つにタンパク質合成の抑制がある。私たちの研究は、タンパク質の分解システムに注目して、飢餓応答とタンパク質分解システムの関与の検証そして、新たなタンパク質分解システムの役割の解明を目指している。」
第4班のおふたり(酵母さん/くんといっしょに)
スケッチブックのイラストに注目
GSC第5班
Drosophila Sperm are Shortened by Wolbachia Infection/ボルバキア感染による精子の短縮~ショウジョウバエのメスが長い精子を選ぶ理由~
「ショウジョウバエの精子が極端に長く進化した機構はフィッシャーの暴走進化説により説明される。しかし、長い精子を選択することで雌にどのような利益があるかは十分説明されていない。そこで、ショウジョウバエのメスは長い精子を選択することでボルバキア感染オスの精子を避けられるという仮説を立て、検証した。」
第5班のおふたり(ニワトリがとなりから遊びに来ました)
高校の先生が見学に来てくださいました
GSC第6班
The Investigation of Influenza Virus Receptors for Breeding of Influenza-Resistant Chicken/トリインフルエンザに感染しにくいニワトリの育種に向けた
インフルエンザウイルス受容体の調査
「未だ世界中で猛威を振るい続ける、トリインフルエンザ。日本での発生状況について調べると、実にさまざまな地域でトリインフルエンザが発生していることを知り、驚いた。そこで私たちは、トリインフルエンザに感染しにくいニワトリの育種に向けた研究の一環として、インフルエンザウイルス受容体の調査を行った。」
第6班のおふたり(ニワトリも大活躍しました)
あばかれるニワトリ(発表を見学した人にはわかります)
長くなりましたので、続きは後半でどうぞ。
(つづく)