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米国ノースカロライナ研修〈第5日目〉午後
名大MIRAI GSC活動ブログをご覧の皆様,こんにちは。
今回は米国ノースカロライナ研修のメインイベント,研究発表会の様子についてご紹介させていただきます。
3月7日(午後)
訪問先:University of North Carolina Morehead Pranetarium
活動:プラネタリウム見学,GSC受講生研究発表会
NCSSMでの活動を終えた受講生は,University of North Carolinaのキャンパス内にあるMorehead Pranetariumに向かいました。
今回のノースカロライナ訪問のメインイベントである研究発表会は,大学の先生方や地元の高校生が来やすい夕方開始となっていました。
夕方までの時間にポスター設置などの事前準備をしたり,プラネタリウムや館内を見学させていただいたりしました。
いよいよポスター発表の開始時間が迫ってきました。
ポスターの前で記念撮影
ポスター発表の様子を写真でご紹介させていただきます。
「Computational Analysis of a Sliding Puzzle: Can the Sheltered Maiden Escape the Overprotective Eyes?|箱入り娘は本当に箱入りなのか?」
「Design of beam structures with high bending strength by numerical simulation and experiment|シュミレーションと実験による曲げに強いはり構造の設計」
「Measuring the lifetime of muons to understand experiments of elementary particles|ミュー粒子の寿命測定を通じた素粒子実験の理解」
「Effect of Germ Cell Number on Non-genetic Sex Determination in Medaka Fish, Oryzias Latipes|遺伝子が全てでない生殖細胞数から迫るメダカの性決定」
「External morphology of brain reflects the ecology of fish species|魚の脳形態と生態の関係性」
開始時間の直後に十分な数のお客様が来るかどうか心配な場面もありましたが,時間がたつにつれて観客数がどんどん増えていきました。
最終的にはポスターセッションがおおいに盛り上がり,終了時間を少し延長していただきました。
ポスター発表の会場の様子|プラネタリウムの入口正面。天井が高くとても素敵な雰囲気の会場でした。
受講生の感想:「楽しかった。もっと発表していたかったです!」
ポスター発表の後,会場を移動して口頭発表会を行いました。
口頭発表No.1「Molecular insights of Influenza A virus genome structure at the cellular entry pathway|インフルエンザウイルスの感染作用メカニズムの解明」
口頭発表No.2「Comprehensive Evaluation of MLB Batters usingOERA | OERAを用いたMLB打者の総合評価」
口頭発表No.3「Complex real-time behavioral control in even very small insect~The Existence of Auditory Feedback in Insects Unraveled from the Drosophila melanogaster~|0.1寸の虫にもある複雑なリアルタイムの行動制御~キイロショウジョウバエからひも解く昆虫における聴覚フィードバックの存在~」
発表後の質疑応答では,興味深い質問が沢山飛び出しました。
とくにNo.2の発表については,「OERAをビジネスに利用したら稼げますか?」とアメリカらしい質問が出ましたね。
近い将来に,GSCの中からOERAとアントレプレナーシップを結び付けて起業する受講生が現れるかもしれません。
研究発表会の最後に,プラネタリウム館長のTodd先生がご挨拶してくださいました。
Pranetarium館長のTodd Boyette先生
今回の研究発表会を開催できたのも,Todd先生のご協力のおかげです。
受講生からもお礼をお伝えさせていただきました。
Todd先生にお礼を述べる受講生
研究発表会の後に,発表を見に来てくださった大学の皆様や地元の高校生と一緒にディナー(ケータリング)をいただきました。
ケータリングのメニューは,ノースカロライナのご当地料理BBQ(詳しくは去年のブログを見てください),コールスローサラダ,ハッシュパピー(カリカリのハッシュドポテト),レモネードなどでした。
地元の高校生と交流しながらディナーをいただきました
ディナーの後,今回の研究発表会をPranetariumと協同で実現してくださった,North Carolina Science Mathematics and Technology Education Centerの理事長様がご挨拶をしてくださいました。
GSC受講生代表からも,改めてTodd先生そして理事長様へ感謝のお言葉をお伝えしました。
Todd先生にお礼を述べる受講生
研究発表会&ディナーに参加してくださった地元の高校生と記念撮影
こうして,今回のノースカロライナでの活動は全て終了しました。GSC受講生の皆様,大変おつかれさまでした。
あっという間の短い滞在期間でしたが,受講生は毎日毎時間毎秒,全力で様々なことを吸収して大きく成長できたと思います。
現地で受講生を温かく受け入れてくださった,NU Techの皆様をはじめ,ノースカロライナ大学,ノースカロライナ州立大学,NCSSM他の皆様に心からお礼申し上げます。
また遠く離れた日本から受講生の活動を見守ってくださった保護者の皆様,高等学校の皆様,大変ありがとうございました。
次回は日本帰国までの様子についてご紹介させていただきます。
今後とも名大MIRAI GSC活動ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
名大MIRAI GSC事務局