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名古屋大学 教育基盤連携本部

お知らせ

高大接続改革シンポジウム
「国立大学におけるAO・推薦入試の現在と未来:高校・大学の接続と連携」

開催報告

 高大接続改革シンポジウム『国立大学におけるAO・推薦入試の現在と未来:高校・大学の接続と連携』が,12月6日(水)名古屋大学IB電子情報館大講義室において開催され,高等学校関係者,大学関係者をはじめ,全国各地から約200名が参加しました。
 シンポジウムでは,松尾総長の開会挨拶の後,岐阜大学,三重大学,名古屋工業大学,名古屋大学から,各大学での特色のある選抜について話題提供がありました。
 その後のパネルディスカッションでは,愛知県立時習館高等学校及び岐阜県立可児高等学校より,高等学校の立場から意見が述べられ,その後はパネリストによる推薦入試・特色ある選抜に関する意見交換が行われました。また,出席者からの質問票に沿った活発な議論も行われ,シンポジウムは盛況のうちに終了しました。

開催概要

日  時: 平成29年12月6日(水) 14時00分~17時00分
会  場: 名古屋大学東山キャンパスIB電子情報館大講義室(キャンパスマップ)
      名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 3番出口より徒歩(大学へのアクセス)

共通第1次学力試験から大学入試センター試験へと共通試験が変わる頃に、わが国でもAO入試が導入され、2000年にはそれが国公立大学に広がり、現在は多くの大学でAO入試が実施されています。これに伴い、推薦入試も拡大され、大学入学定員に対するこれらの入試の定員枠は、拡大の一途をたどっています。AO・推薦入試をめぐっては、「学力不問」になっている場合があるなど、様々な問題点も指摘されていますが、現在進められている高大接続システム改革、とりわけ大学入学者選抜改革においては、一面的な学力の評価ではなく、学力の3要素を多面的・総合的に評価することの重要性が言われ、本来のAO・推薦入試の意義や可能性が改めて評価されています。各大学においては、入学者選抜において多面的・総合的評価をどのように行うかを明らかにすることが求められており、大学教育の3つのポリシー、とくにアドミッション・ポリシーに基づいた、具体的な入学者選抜方法の策定が喫緊の課題となっています。

そこで、本シンポジウムでは、国立大学におけるAO・推薦入試の現状と課題を整理した上で、大学関係者、高校関係者による議論を行い、AO・推薦入試の未来を模索します。

プログラム

14:00
開  会
主催者代表 松尾 清一(名古屋大学 総長)
14:05
趣旨説明
木俣 元一(名古屋大学 副総長)
14:10
話題提供
佐久間淳一(名古屋大学 文学部長)
荒幡 克己(岐阜大学 応用生物科学部教授)
飯田 和生(三重大学 学長補佐)
井門 康司(名古屋工業大学 副学長)
15:25
休  憩
15:45
パネルディスカッション
パネリスト
川村 昌宏(愛知県立時習館高等学校 校長)
櫛部 祐成(岐阜県立可児高等学校 校長)
佐久間淳一(名古屋大学 文学部長)
江馬  諭(岐阜大学 理事・副学長)
飯田 和生(三重大学 学長補佐)
井門 康司(名古屋工業大学 副学長)
コーディネーター 木俣 元一(名古屋大学 副総長)
         戸田山和久(名古屋大学 総長補佐)
16:55
総  括
松下 裕秀(名古屋大学 理事・副総長)
17:00
閉  会

総合司会 石井 秀宗(名古屋大学 総長補佐)